治療方針

バランスのとれた顔へ

当院の治療方針は、歯を美しくかつ良く咬めるように並べるのはもちろん、個々の患者さんにあったバランスのとれた顔になることです。

また、その顔は患者さん自身が満足していなければなりません。治療を始める前に、治療後の患者さんの予測顔貌をコンピュータにより提示し患者さんと術者のコンセンサスをはかっています。

※それ故、患者さんには例外なく以下に示すVTP(目で見る治療計画)を見て、なおかつそれが現在の顔からどのように変化するかもお見せし、患者さんの理解を得た上で治療を開始するようにしています。

VTP(目でみる治療計画)

まず、治療前の側貌写真とレントゲン写真を重ね合わせます。

次に、治療終了時の歯の位置を予測します。(診断時、全員の患者さんに提示いたします)
そして、実際の治療終了時に再度、側貌写真とレントゲン写真を重ね合わせ、治療後の歯の位置を確認します。

歯を抜かない治療について

近年、歯を抜かない治療が良いという傾向がありますが、その事が前面に出過ぎかえって障害が目立つ様になっています。例えば

  • 口元の改善がされていない
  • 第二大臼歯の未崩出
  • 歯列弓の過度の拡大

等があげられます。
本来、非抜歯治療は成長の要素を加えた上でVTP上で先に挙げた項目を検討し、適合した時にはじめて成り立つものであります。本院は、上記条件を検討した上で非抜歯治療にも積極的に取り組んでおります。